リカちゃん戦隊

GoN2007-12-05

わっはっは。私は悪の総司令官だ。
この作戦がうまくいけば、全世界を恐怖のどんぞこに陥れることが出来るのだ。
プルルルルル。あ。電話。


「そうはさせないわ!!」
・・・だ、だれだ?


「赤リカちゃん!」
「青リカちゃん!」
「黄リカちゃん!」
「ミドリカちゃん!」
「桃リカちゃん!」
「(五人で)今、崖の上に居るの!!」


おお、色違いのドレスに、マフラーとマントをたなびかせたあの姿は!


「五人揃って、ゴリカちゃん!」 
崖の上に並んだ、5つのちいさな影。ポーズなんかとらなくていい。
ええい、戦闘員ども、さっさと片付けてしまえ!


・・・そして、五分後。
我がドクロ十字軍は、壊滅の危機にさらされたのであった。
ごめんなさいリカちゃんたち。もう悪いことはしません。
「この世に悪の栄えたためしはないの!!」
そう、そのとおりでございます。


あれから一週間。毎日、我が司令部に電話が入る。
「わたしリカちゃん。いま秘密アジトの入り口に居るの」


ああ・・・見張られている・・・